倉敷商業高校では1年生において「総合的な探究の時間」の科目名称を『探Qの時間』と称して一年間取り組んでいます。その目標は「地域や社会の課題を発見し、その解決に向けて主体的に取り組む態度養い、探究の見方・考え方を働かせ、職業や自己の進路の課題解決に必要な知識及び技能を身に付ける」ことにしています。この1年間の最後は各クラスでグループを作りテーマを決め、各クラスの代表となった班の学年発表となりました。

 各クラス代表によりPowerPointGoogleドキュメント、手書きによるポスターなど発表手段は自由です。地域経済分析システム「リーサス」やインターネット情報を活用したり、実際に現地へ出向いて取材した内容も比較的多くありました。

 発表テーマ・内容は様々ですが、抽選による発表内容を次のようにご紹介します。

(1)4組 温泉だけじゃない!湯原!! …実際に現地へ行き「湯原」の見所を紹介した内容
(2)1組 Let’s go to the café! …倉敷市内中心にあるカフェやランチを現地取材した内容を紹介
(3)8組 岡山県に本社がある企業の魅力 …高校生には意外と知られていない地元企業を紹介

  

(4)2組 瀬戸内海がきれいすぎ! …瀬戸内海が「貧栄養化」の海水になって漁獲量が下がっていることを紹介
(5)3組 知らなかった!! 知られざる岡山県のランキング …地域経済分析システム「リーサス」から得られた内容
(6)7組 大黒天物産について …地元企業を徹底分析した内容を紹介

  

(7)6組 Go To キャンペーンについて …キャンペーンの導入前後の変化を調査した内容
(8)5組 Go To キャンペーンって結局良いの?悪いの? …キャンペーン4種の紹介とその経済効果を比較・検証した内容

 

 いずれの発表も日常の疑問・興味や関心を深めグループで調べられており、足を運んでインタービュー等に出向き、その魅力を伝える内容が備わっていました。これからの時代、組織になって協力し発展させる力が求められていることのよい事例が多く見られました。

 最後に「基礎学力テスト」の年間成績から、上位20番までが学年主任から表彰されました。「来年は自分も入賞…」と心に火が付いた生徒も多いと思います。入賞された皆さん、おめでとうございました。