10月29日(金)3時間目、マーケティングの授業において、ビジネス現場で活躍する社会人による現場、現実、実例に触れる「ビジネス探究セミナー@KURASHO」を行いました。今回は、コクヨ山陽四国販売株式会社の方による講話で商業科1年生210名が受講しました。

 前半は、代表取締役社長の白髭氏にお話いただきました。倉敷商業高校とコクヨ株式会社は、創業の年もほぼ近く、明治、大正、昭和、平成の時代の変遷の中で、歴史を積み重ねて今に現在に至っています。高校生にとっては、キャンパスノートでおなじみのコクヨですが、販売活動を通した社会との関わりとして「学ぶ」「働く」「育てる」「暮らす」の4つの切り口で企業の商品や考え方を紹介いただきました。社会構造や働き方、オフィスの変化に伴うニーズへの対応、付加価値の循環とは何かなど大きな視点でのお話をいただきました。

 後半は営業を担当されている神野氏により、普段の営業活動をマーケティングの考え方である4PやSTPに照らし合わせながら、オフィスチェアの販売の事例2件を教えていただきました。

 「マーケティング」の授業で学んでいる理論が実際の現場では、どのように展開されているのかを理解する。倉商の商業科では、こうしたリアルなマーケティングを学んでいます。