1月27日(日)倉敷芸文館にて開催された「平成30年度 高梁川流域未来人材育成事業 事業成果発表会」に参加しました。
本校は、平成29年4月に認定された日本遺産ストーリー「一輪の綿花から始まる倉敷物語」をめぐるスタディ・ツアーを2日間にわたって実施。そのフィールドワークの中で感じたことや考えたことを3年生4名がリレー形式でプレゼンテーションをしました。

まずは、山縣くん。市外から通学し、目標も高く、練習もハードな野球部に所属。毎日が駅と学校の往復しながら、観光客の多さは感じていた。引退後に、スタディ・ツアーに参加し、初めて見て、知った風景も。訪れた倉敷ならではの美観地区のお店を紹介。「学校のある町をよく知っていますか?」という問いを会場に投げかけました。

続いて、浮田さんが、スタディ・ツアーの詳細を報告。これまで何気なく見ていた景色に意味を持ったこと。そのスタディ・ツアーの中で、「まちづくりとは何か」を考えさせられた児島ジーンズストリートの様子を金田くん。デニムをイメージした色やセルビッチ(デニム生地の赤耳)を模した道路舗装やインスタ映えするトイレなどハード面が充実しているジーンズストリート。近年は、美観地区にもデニムショップなどもオープンし、児島へ足を運ぶ観光客が少なくなっていることに着目。地域経済の本当の意味での活性化を考えさせられた体験でした。

最後は、今田くん。倉敷の町は、かつて幕府の直轄地であり、商人や町人の自治で成り立っていた。つまり、他者と協働しながら、自分がどうしていくかを考える町衆や民活の精神が根付いていた。倉敷に学ぶ高校生として、この地の文化や風景を守ってきた方々の思いを受け継ぎながら、自分たちがどうするのかを考えていくことが大切ではないかと締めくくりました。