走馬燈のように3年間の思い出がよみがえり、昨夜はなかなか寝付けなかった人も多かったのでは…? 吹奏楽部演奏のBGMにのって3年生入場。今日3年生には倉商最後の日、第70回卒業証書授与式です。

   

 情報処理科・国際経済科・商業科の順で卒業証書が授与され、「グローバル化・AIIoTなど予測しにくい時代であるが、『至誠剛健』で培った力で乗り越え、これまでと同様に倉商を愛し、後輩たちにエールを送られる頼りになる卒業生であり続けて欲しい。」と式辞で校長先生から述べられました。

   

 県教育委員会からは「地域のビジネスリーダー育成で取り組む美観地区観光ボランティアや毎月の三斎市出店、書道部「今を生きる」など復興ボランティアへの取り組みなど、地域への感謝の気持ちを忘れず自分たちには何ができるのか考え、『①自律 ②協生 ③郷土岡山を大切にする心』を糧に頑張って欲しい。」と、来賓を代表して県議会議員の小田様より「4月に新元号の公表、5月に天皇の即位、6月は大阪市G20、今秋のラグビーワールドカップ、来年以降の東京オリンピック、大阪万博など、皆さんの若い力で盛り上げて欲しい。」と祝辞が述べられました。

   

 在校生を代表して「新入生歓迎会・定期戦・倉商祭など、倉商の団結力を学んだ。まだまだ不安であるが、来年は自分たちが引っ張り、先輩方が築いた伝統を引き継ぎたい。」と送辞が述べられました。

 卒業生を代表して「3年前、不安と期待で満ちた入学式。いろいろ頑張った勉学や部活動。時に自分の挫折や迷いで、友達の活躍に素直に喜べない自分に気付くこともあった。しかし、それぞれが置かれている場所で頑張るしかなかった。一人の力で解決することもできず、先生や家族とも衝突することもあった。『ネバーギブアップ』、社会の荒波に負けず存分に頑張り、先生方・友達・家族に感謝したい。」と答辞が述べられました。

   

「仰げば尊し」「蛍の光」の唱歌の後、肩を組んで「校歌」で全員がこの日一つになりました。卒業生を会場から送り出した後、保護者・職員を代表して感極まる思いを交わし、各クラスで最後のホームルームで閉じました。心に残る大変素晴らしい卒業式になりました。