昨日の満開の入学式とは一転して、今日2・3年生では涙の転退任式となりました。校長先生より今春の異動により、13名の先生方が転退任され、転任先等で非常にお忙しい中、6名の先生方がお越しくださいました。

 校長先生より転退任された13名の先生方のご紹介があり、お一人ずつ最後のお話をしていただきました。生徒会長からは、「今日で最後の校歌をいつまでも忘れず、先生方の学校へ倉商の名が届くよう頑張りたい」とお礼が述べられました。

   

   

 H先生からは、転任先は小規模の学校ではあるが、倉商に負けない努力が輝いている。昨年度全商1級八種目合格が2名、全商英検1級も取得率が高い。珠算・電卓検定未取得者はたった1名。比較的、珠算での合格者が多い。昨年不本意の結果に終わった情報処理検定にはリベンジしてほしい。倉商校歌4番「やがては出でん商海の…」が好きで、皆さんの卒業後はしっかり発揮して欲しい。今日最後の校歌はしっかり心に残しておきたいと述べられました。

 S先生からは、昨年の2年生には全クラス授業で関われた。担任だったA君…、O君頑張っとるかな?3年生全員が進路に対して頑張ってくれたので自分も頑張れた。今回赴任した学校では、倉商で出来なかったことを指導し、倉商に負けないようにしたい。自分の主張、やりたいことをしっかり目指して欲しい。元21組の皆さんを心配はしていない。しっかり頑張って欲しいと述べられました。

   

 河M先生からは、今回赴任の学校は小規模な定時制の学校。世間では「…ロス」という言葉が流行っているが、自分には2つの「ロス」を感じている。①「倉商ロス」②「まんぷくロス」(NHK朝ドラ「まんぷく」の最終回)学校でうまく行かない時でも、自分の周りには人生を楽しくしてくれる人がいる。周りの人にしっかり頼って欲しい。周りの人も人生を楽しませられる人材になって欲しいと述べられました。

 北M先生からは、大学卒業して右左も分からない自分に色々と気遣いしてくれ感謝。今回赴任の学校は定時制の学校で、色々と更に困惑する場面も多い。倉商生とのギャップの差を埋めることに早く慣れたい。社会へ出たら自由であっても自由は少ない。社会ではそれなりの責任やルールが必要。自主自律できる人になって欲しいと述べられました。

 F先生からは、新任先から10日ばかり。少しの間でも元3組の生徒は成長したなと感じでいる。私が高校時代の恩師で服装やマナーに事細かく指導に厳しい先生がいた。あえて嫌われ役を買い出て指導してくれていたことに気が付いた。私のために言ってくれていることに感謝できる人になって欲しい。肩を組んで校歌を歌える学校は素晴らしいと述べられました。

 I先生からは、新任の学校は県北で1年生1クラス23人の担任となった。倉商は活気があって素晴らしい学校。誇りに思って欲しい。アップル社元CEOの故スティーブジョブスが20056月のスタンフォード大学卒業式で、伝説のスピーチ『ハングリーであれ、愚か者であれ』の3つめのスピーチ「死を感じて今日を生きよ」を取り上げ、皆さんの卒業の日に後悔しないよう『記録より記憶に残る…』日々を送って欲しいと述べられました。

 転退任される先生方と共に、最後の倉商応援歌と校歌で肩を組んで歌い、花道をつくって見送りました。

   

   

   

 一方、1年生は武道場で『新入生オリエンテーション』

 学年目標『凡事徹底』で倉商生になるための必要な各種ルールについて、教務部・生徒指導部・保健厚生部・進路指導部・教育相談室・情報工学室等から説明を受けました。また、本校のスクールカウンセラーの山口先生とスクールソーシャルワーカーの新山先生のご紹介もありました。慣れない学校生活が続くと思いますが、心配事等がありましたら気兼ねなくご相談ください。

倉商スクール手帳 卒業生からのメッセージより
「時に休憩は必要。  商業科 女子」