満開から1週間少々が過ぎた校庭の桜は、新入生を待ちわびていたかのように、強風にあおられながらも最後の美しさを見せて咲き誇ってくれています。快晴のもと、真新しい制服に袖をとおし、新入生たちはまぶしいほどに輝いていました。開式までの間、各教室にて待機。新クラスと出席番号を今日の提出書類に書き加えています。入学式では先の卒業式と同様に該当学年だけの行事として、23年生不在の中で行われました。

 式辞で校長先生から高校生活を富士登山に例え、「なぜ富士山頂を目指すのか。それは山頂にたどり着いた者だけが味わえる特別な光景を見ることが出来ること。山頂に近づけば近づくほど標高により苦しくなり、部活動等とも同様に勝ち進めば進むほど厳しい戦いになる。富士山へ登った経験は、目標に向かって努力することの大切さを教えてくれる。」と述べられました。

 田口PTA会長様より、「百有余年の歴史と伝統で築き上げた信頼で地元をはじめ全国の多くの企業から高い評価を受け、求人数・内定者数ともに県下商業高校No1の実績を誇る本校で、一日も早く学校生活に慣れ、倉商生として大いに活躍されることを楽しみにしています。」と祝辞が述べられました。

 新入生を代表して藤本さんから、「三年間が実りあるものになるかどうかは自分達次第。この時代に生きる私達だからこそ志を見失わず、今あることに感謝すること、そして挑戦することを大切にしたい。」と誓詩が述べられました。

 式後は各クラスの担任紹介があり、各教室で一日も早く『倉商生になる』ためのLHRが執り行われ、本校自慢の桜の大樹のもとでクラス写真を撮りました。明日からは23年生の先輩方と共に学校生活がスタートします。『緑学年』全員でよりよい学校生活が送られるよう日々を大切に頑張りましょう。