2021夏、全国高等学校野球選手権岡山県大会第13日目、7/23(金)倉敷マスカットスタジアムの準決勝戦第2試合、倉敷商業高校は創志学園高校と対戦しました。今日は「後攻」です。

 1回表、チャンスが創志学園に訪れます。先頭1番に四球、2番が犠打で送り12塁、3番中飛タッチアップで2死三塁、4番に四球を与え直後盗塁し2死三・二塁、5番に右2を浴び走者一掃の2点。6番の遊ゴロへのショートバウンドが合わず後逸し2死三・一塁。7番を右飛でようやく長い1回表の攻撃を終え、立ち上がりにやや不安が残りました。

 3回裏、倉商にチャンスが巡ります。1番雄龍が中前安打で出塁、2番池上が手堅く送り1死二塁、3番山下の遊ゴロが失策を誘い二塁から雄龍が生還して1点を返します。その後は両者投手戦の好投が続き小康状態となります。

 8回裏、1死から2番池上が四球を選び出塁、3番山下が左前へ二・一塁、4番藤森が中前へ1点返し同点の2死三・一塁、5番弓取も左前へ跳ね返し更に1点追加で逆転し2死 二・一塁。直後、相手投手の治療で一時中断となりましたが、6番西川は五→三の併殺で追加は計2点止まり。

 9回表、1死より7番が左2で出塁、8番は左邪飛で2死二塁、9番代打に右前適宜打で同点とされます。9回裏、倉商は下位打線の三者凡退で延長戦に突入。

 10回表、1死より3番三ゴロが内安打で出塁、4番・5番に連続四球を与え1死満塁。しかし、6番を一邪飛、7番を左飛で抑え難局を乗り越えます。

 11回表も三者凡退で抑えた後、11回裏、9回から交替の5番今田が中前安打で無死出塁、6番西川は一邪飛で1死一塁、7番加藤は犠打で送り2死二塁、8番永野に皆の思いを託し打席へ…。その打球は左中間を破るサヨナラ打で自ら劇的な決着を見せてくれました。

 180球を超える死闘を乗り越えた永野君お疲れ様でした。大変ハラハラ・ドキドキの試合となりましたが、倉商ナインとスタンド等で応援の思いが届いた試合となりました。皆さん、暑い日が続きますが、最後一日も共に頑張りましょう!