2学期がスタートしました。校長先生の式辞では次のように、生徒の皆さんへ伝えられました。

「これまでのコロナ禍で、部活動の発表の機会や行事の多くを失ってきた。この経験から、当たり前が当たり前でなくなり、発表や行事の本質は『学び』で、大切な『成長』の機会であったということや、この期間に『学び』や『成長』の機会は、工夫して別の場面や方法に置き換えることができた。失ったものに対する『苦しみ』や『我慢』は、私たち自身の成長へもつながることを学んだ。『厳しさ』は私たちを育ててくれるものだとも思う。
 1学期に工夫して実現できた『定期戦』。とても感動的な行事で、仲間が一つになった瞬間でもある。こういう時間をこれからも増やし大切にしたい。2学期には110周年記念式典や倉商祭という大切な行事を迎える。現在の感染状況を考えると、これからも厳しい決断をすることになるかもしれない。しかし、どんな困難に出会ったとしても、今まで通り倉商がみなさんのよりどころであり、居場所であることを決して忘れてはならない。
 3年生の皆さんには、仲間のために雰囲気をつくって欲しい。何か大きなことを残すのではなく、残された日々を大切に、精一杯、心を込めて過ごしていくことが重要。後輩への模範となり、倉商のよりよい校風、伝統として引き継がれていくことになる。先輩として頼りになる大きな背中を後輩たちに見せ、自分に負けず、学年目標『有終の美 ~鼓舞・飛躍・巣立~』を達成して欲しい。
 2年生の皆さんには、残念ながらよく『中だるみの学年』と言われる。特に2学期の中間考査は成績が下降する傾向にあり、行事や検定、課題に追われ大変忙しい時期となる。人間は忙しいときにこそ成長できる。『中だるみの学年とは言わせない』『もっとも充実した学年にする』、これこそが倉商2年生。学年目標の『基礎を大切にし、進路実現に向けて行動する』を目指して欲しい。
 1年生の皆さんには、スタートは学級閉鎖等が多く、やっと倉敷商業に慣れてきた頃。慣れることは悪いことではない。良くないのは慣れることによる油断。入学したときの気持ちや目標を思い出すこと。『初心忘るべからず』そして、学年目標『新生 ①時間厳守 ②整理整頓 ③挨拶励行』を確認して欲しい。
2学期、特別な倉商祭に向け忙しくなってきる。生徒会ならびに3年生のリーダーシップのもと、全校生徒一丸となって盛り上げていこう。大切なのは『自分そして仲間としっかりと考え、判断し、行動すること』。しかし、しっかり考えて判断し行動しても難しいことは次々に起こります。人間関係は特に難しい。その時のために『ありがとう』は人と人をつなぐ接着剤、『我慢』は潤滑油。これからも感染症対策、そして熱中症対策を徹底しながら共に前に進もう。全校生徒一人ひとりがそれぞれの目標に対し、粘り強く、最後まであきらめず、悔いを残さない2学期となるようお互いに頑張ろう。」と述べられました。

☆☆ 表彰伝達 ☆☆
【全国大会】
《簿記部》
 7/25 第38回全国高等学校簿記競技大会(東京・日本工学院専門学校)
 <団 体> 第9位
 <個 人> 佳良賞 若林芙帆(2年)

《書道部》
 8/3 第46回全国高等学校総合文化祭 書道部門(東京都美術館)
  奨励賞 大成舞音(3年)

 【中国大会】

《簿記部》
 7/18 令和4年度全国簿記競技大会中国地区予選(岡山・倉敷商業高校)
 <団 体> 優 勝
 <個 人> 優 勝 德地勝仁(2年)
       第2位 中田里菜子(2年)
       第3位 荻野 舞(3年)

《競算部》
 7/18 令和4年度全国電卓競技大会中国地区予選(岡山・倉敷商業高校)
 <団 体> 優 勝
 <個 人> 優 勝 木村宇陽(3年)
       準優勝 原田琉亜(1年)

【県大会】

《ESS同好会》
 7/16 第39回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト岡山県予選会(県立岡山東商業高等学校)
 <スピーチの部>
  優 勝 田中菜々子(3年)
 <レシテーションの部>
  準優勝 難波千晴(2年)

《女子ハンドボール部》
 7/16-18 第28回岡山県高等学校ハンドボール夏季大会(倉敷体育館他)
  優 勝

《吹奏楽部》
 8/8 第63回岡山県吹奏楽コンクール高等学校A部門(倉敷市民会館)
  銀 賞

《ソフトボール部》
 8/27-28 令和4年度岡山県高等学校夏季ソフトボール選手権大会(笠岡スポーツ公園)
  第3位

《書道部》
 8/28 第68回岡山県児童生徒書道展(天満屋岡山店6階葦川会館)
  山陽新聞社長賞 川田幸茉(3年)
  岡山県知事賞 大成舞音(3年)
  岡山市長賞 田中彩月(2年)
  審査委員長賞 野崎智世(3年)

☆☆ 壮行式 ☆☆
【全国大会】
《簿記部》
 9/4 令和4年度全国簿記競技大会全国大会(東京都)
  荻野 舞(3年),德地勝仁(2年),中田里菜子(2年)

《競算部》
 9/4 令和4年度全国電卓競技大会全国大会(東京都)
  芝 仙太郎(3年),木村宇陽(3年),原田琉亜(1年)

《ESS同好会》
 9/18 第39回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト(東京都)
  田中菜々子(3年)

 校長先生から「商業の学びを中心とする部活動が全国大会出場できることを大変うれしく思う。各競技に当たり緊張されると思うがリラックスして臨んで欲しい。練習は本番のように、本番は練習のように。頑張ってきて欲しい。」と激励の挨拶がありました。選手を代表して簿記部の德地君より「全国大会では練習した成果が存分に果たせるよう頑張りたい。」と抱負が述べられました。