「課題研究」は平成元年の学習指導要領改定に基づいて、主に専門高校に位置づけられた専門科目の一つです。現在では、その成果が大いに期待できることから、普通科で理数科等設置している一部の学校でも導入されるようになりました。 まさに三十有余年も前から続く、専門高校ならではの科目となっています。

 3年生は既に卒業後の各自進路準備に入っており、自動車教習所や就職・進学のための準備に大忙しのところですが、今日は久々の登校日を利用し、お世話になった教室のワックス掛けと同時進行で、来年度に引き継ぐ「課題研究」の各講座説明をリモート配信により発表されました。2年生は各教室で先輩達の発表を見聞し、将来の進路や探究したい課題を考え、自分に合った「課題研究」の講座を選択します。卒業考査を終えたばかりではありますが、一年間の集大成として3年生の各講座を代表する方々から最後の発表の場となりました。

 

 ①「Future Navi」講座
 ②「Independence」講座
 ③「Official Business」講座
 ④「保育・児童福祉士」講座
 ⑤「秘書実務」講座
 ⑥「上級会計人」講座

 ⑦「Financial Planner」講座
 ⑧「倉敷観光ボランティアガイド(AAA)」講座
 ⑨「企業演習」講座
 ⑩「VBA」講座
 ⑪「地域経済探究」講座

 最後に宮原副校長先生からは「各講座での取り組み内容が分かりやすく明示されていて、その成果がよく伝わってきた。課題研究の目的は、自ら課題を発見し解決策を探究し、科学的な根拠に基づいて創造的に解決する力を養うことにある。ただ単に教えられるのでなく、3年間の商業の学びを活かし、自ら主体的かつ協同的に取り組むことになっている。現2年生の皆さんは先輩方同様に主体的な課題発見に取り組み励んで欲しい。3年生の皆さんはここでの学びを将来に繋げて欲しい。」と講評を伝えられました。