季節はようやく春めいて、サクラのつぼみも例年並みの開花に合わせるかのように、急に大きくなりつつあります。先日卒業生を見送った体育館では、2年生と1年生が初めて学期末の合同行事を行いました。

☆☆ 表彰伝達 ☆☆

【全国大会】
《書道部》
 第31回国際高校生選抜書展(書の甲子園)
 入選 上浦 陽(2年), 菊元理央(2年), 大森優美(2年)

 【中国大会】
《女子ハンドボール部》
 2/4-5 46回全国高等学校ハンドボール選抜大会中国予選会(キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター)
 第3

【県大会相当】
 第68回青少年読書感想文岡山県コンクール(岡山県学校図書館協議会)
 佳作 濵﨑 陽(2年), 小川拓也(2年)

 第42回全国高校生読書体験記コンクール(公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会)
 入選 八ツ岩萌花(2年), 吉岡沙菜(2年)

☆☆ 壮行式 ☆☆

【全国大会】
《女子ハンドボール部》
 3/24~ 第46回全国高等学校ハンドボール選抜大会(岐阜県岐阜市)

《ウエイトリフティング部》
 3/25~ 第38回全国高等学校ウエイトリフティング選抜大会(石川県金沢市)
 楢本琉花(2年)

 校長先生からは「『諦めない』を合い言葉に最後まで継続した練習に心掛けて欲しい。最も純粋な心を表す言葉が『一生懸命』だと思う。その意味も汲み取って頑張って欲しい。」生徒会を代表して田上君から「チーム一丸となって掴み取った全国大会の切符。これまでの努力の成果を発揮し、輝く栄冠に向かって頑張って欲しい。」と激励の挨拶がありました。

 出場選手を代表して女子ハンドボール部の井上さんから「全国大会では中国地区代表として一つでも多く勝ち上がられるよう頑張りたい。」と抱負が述べられました。女子ハンドボール部及びウエイトリフティング部の皆さん、しっかり頑張ってきてください。

【3学期終業式】
 校長先生の式辞では、「昨日の合格発表、倉商入学は決してゴールではないこと。現在は将来の夢の通過点で、倉商での三年間で自分をどう成長させるのか。自問自答して4月からの目標を立てて欲しい。

 振り返ってみると令和4年度もコロナ禍で揺れた1年であった。「友だち」「授業」「部活動」そして「学校」、当たり前の光景がいかに大切なものなのかを思い知らされた時間でもあった。さらにこの期間は、物事の本質的な部分を考えるきっかけにもなった。例えば創立百十周年の年に、学校の存在意義や商業について学ぶなど。これからも商業という太い幹をみんなで大きく育て、それぞれの枝葉に、それぞれの「夢」というきれいな花を咲かせてほしい。

 最後に伝えたいことは「一期一会」、そして「言葉は命」ということ。今日は終業式、物事には終わりがあり別れが来る。いつでも誰に対しても誠実に生きることが重要。今日が最後と思って一生懸命生きる。いつでも今を誇られる人間になることが、商業の一番大切な教え「信頼」へとつながる。そして「言葉は命」であり「言葉は力」とも言われる。一歩進めて解釈すると「言葉は自分そのもの、すなわち命」つまり、自分の人格や人間性がそのまま言葉や文章に現れる。だからこそ「言葉=命」の使い方に気を付けて欲しい。SNSの利用についても同様である。

 2週間もすればいよいよ今年度も終わり、新年度がスタートする。目標を定め、努力する準備をして欲しい。ライバルは自分、自分に負けないで欲しい。失敗をおそれず、果敢にチャレンジして夢に向けた挑戦をして欲しい。失敗しないことが失敗を意味する。4月には以前の君たちのように、希望に満ち溢れた初々しい新入生が待っている。君たちは新入生の目標であり夢である。倉商生一人ひとりの成長が倉商全体のエネルギーとなり、飛躍する倉商になることを信じたい。」と式辞が述べられました。

 1年の節目をつける季節。皆さんもこの1年間を振り返り、新年度より再度実りの多い年を迎えましょう。