夏季休業中、13名の生徒が夏のボランティア体験事業(倉敷市)に参加し、活動しました。

 体験型、間接型に分かれ、久しぶりにボランティアサークルや病院等現場に赴いての活動、また、絵葉書の作成に取り組みました。

 現場で直接触れ合うことで、障がいを持つ方々が抱える不安や問題について理解したり、そういった人々を支える団体や施設が存在する意義について知ったりすることができました。また、絵葉書の作成については、受け取る人の気持ちをイメージし、花言葉やメッセージの内容やフォント、使用する画材にまでこだわり心温まる作品に仕上げました。

【絵葉書の一例】

      

【参加生徒の感想(抜粋要約)】

○「ありがとう」の言葉がこんなにも嬉しいものなのだと感じました。

○車いすを押す加減や患者さんとのやり取りに最初は戸惑いましたが、次第に慣れていき、医療関係の仕事にも目を向けて進路を考えていきたいと思った。

○自分が描いたはがきを見た人が、笑顔になれるような工夫を色々と考えることで、自分の心も温かくなることを改めて感じました。自分の小さな行動が、受け取る人の心を明るくすることは、とても意義深いことだと思いました。これからもこのようなボランティア活動を通じて、人々の心に触れる喜びを感じながら、色々な人とかかわりを持つなどして貢献していきたいと思っています。

○私は人から何かもらうとき、物ではなく気持ちがうれしいと感じます。絵を描くのは好きですが、見る人のことを考えて絵を描くことは少なかったので、ポジティブな花言葉を調べ、絵に意味を込める楽しさを知ることができました。

 【施設の方から(抜粋要約)】

○初めての出会いでは様々なコミュニケーション技能を使います。まっすぐに患者さんに寄り添い、片付けまでありがとうございました。これから先、たくさんの出会いがあると思います。良いことも悪いことも自分の成長の糧にしてください。

○参加について不安があったようですが、精神疾患や病院のことについて理解してもらえたようでよかったです。今回感じたこと、思ったことを大切に様々なボランティア活動に参加して成長していってください。

  この小さな取組が誰かの心を動かし、よりよい社会を作り出していくきっかけになってくれればと思います。