3年生商業科目「課題研究」の「倉商AAA(倉敷美観地区観光ガイド)」で10•11月のガイド実践に向けて行った2学期の授業の様子です。

NPO法人倉敷町家トラスト代表理事の中村泰典様から倉敷の歴史や町並み保存の取り組みについてお話を伺いました。

高度経済成長期と現在の美観地区を比較する大きな鳥瞰絵図を用いて説明してくださいました。この絵図を通じて、美観地区以外の地区が半世紀の時間を経て現代的な建築に変化していく間に美観地区の景観が大切に守られてきたことがよく分かりました。

なぜ美観地区がこれほどまでに保護されてきたのか?」美観地区の建築には江戸時代や明治時代の名残が残っているが、それが具体的に?」といった疑問が投げかけられました。その説明はとても情熱的で、中村さんはまさに理想とするガイドの姿そのものでした。

   

その後、一緒に美観地区を散策し、町並み保存条例の規則や適用範囲について詳細に説明いただきました。

高所から美観地区の町並みを一望することで、統一感のある美観地区の町並みを、改めて素晴らしいと実感することができました。

お話を伺ったりやまち歩きをしたことで、その後に行ったガイド実践に深みを加えることができたと考えます。また、市民が守り、育ててきた美観地区の美しい町並みを保護し続けるために、私たちには何ができるのかを考える良い機会となりました。

中村様、貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。