令和6年度第1学期の朝、校内には久しぶりに賑わいの声が響き渡る朝を迎えました。校内の昇降口には、新3年生と新2年生が新クラスを確認するたびに、大きな歓声が響き渡っていました。始業時間になると旧クラスの担任の先生が出欠確認をし、体育館にて新任式と始業式が行われました。

  
  

 最初に副校長先生から新任の先生のご紹介があり、新任者を代表して西山校長先生より「一日も早く倉商の生活に慣れ、皆さんの力になれるよう頑張りたい。」と新任のご挨拶がありました。続いて西山校長先生から式辞として「4/1から赴任して生徒の皆さんの笑顔、部活動で飛び交う掛け声、校内を流れる吹奏楽部の音色など、清々しい日々を送られた。校長室の机上には校誌『松柏』や倉商新聞が置かれており、倉商新聞にて卒業生へのはなむけの言葉を贈られた学年主任の伊丹健先生の『主任のつぶやき』を紹介したい。『幸せになってほしい。そのためにはいい人に出会ってほしい。いい人に出会うためには自分がいい人になってほしい。いい人になるためには謙虚であってほしい。』と言う内容である。謙虚とは素直になること。勉強でも部活動でもビジネスやプロスポーツでも、伸びる人の共通点は『謙虚さ』すなわち『素直さ』と言われている。素直さとは何でも、はいはいと言動することではない。見習うべき人の良さを認められない人は伸びない。素直な人とは、自分より優れた人と自分の何が違うか謙虚に学び、自分のものにできる人。人の意見を聞き、常に反省し、自分自身を見つめることができる人。『賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず。』愚者を素直でない人、賢者を素直な人に言い換えると、素直でない人は、人が良いことを言ってくれても全く学ぶことができない。素直な人はどんな人からでも学ぶことができるということである。倉商へ赴任して来て倉商の生徒はどうかと聞いたところ、ほとんどの方から『明るく素直な生徒である。』と返事をされる。言い換えれば、『明るく伸びる生徒たち』であることを意味している。先生方は、皆さんの今後の可能性を認めていることになる。倉商の今年の目標は、『至誠剛健』夢を育む倉商、社会とつながり地域の未来を創造する学校としている。そのために生徒の皆さんに関係する項目を2つ。(1)夢の追求『キャリア教育の推進』(2)地域との共生『地域に開かれた学校づくりの推進』としている。今日は年度のスタートにあたり、素直な皆さんがまだまだ伸びることを期待している。最後に、過去を含め長年勤務しているが、対岡山東商業高校定期戦では1度しか勝利できなかった。昨年勝利したことに加え、今年も競技・応援・校歌で岡山東商業高校に圧倒しよう。また、明日は入学式。新入生へ校歌の伝承が大切。皆さんが新入生にできる初めの『一』。その『一へのこだわり』も大切にしよう。」述べられました。

  
  
  

 式辞の後、明日に備え校歌が斉唱されました。そして、ワクワク・ドキドキの担任紹介等が行われました。諸連絡ではそれぞれの担当の先生から諸注意が伝えられ、翌日の入学式の準備が行われました。皆さん1年間共に頑張りましょう。