4/9(火)10:00春爛漫の季節、本校体育館において入学式を挙行し、320名の新入生をお迎えすることができました。

  
  

 西山校長先生から「新入生の皆さんは、学校生活はもちろん、日常生活においても常に心掛けてほしいことが、校訓の『至誠剛健』である。『至誠』とは真心、素直な心、思いやりの心。『剛健』とは心身共に健やかでたくましく目的に向かっていく心。この校訓の精神を心に刻み、倉敷商業高校の生徒であるという自覚と誇りを持って、有意義な学校生活を送って欲しい。学校生活のスタートにあたり、新入生の皆さんに次の3つのことを強く希望したい。(1)感謝の気持ちを忘れないこと家族、先生方、友人等の多くの支えがあったことを忘れてはならない。(2)志を高く上げ、新しい自分になる決意をすること高校入学はゴールでなく新たなスタート。何でも本気で打ち込み壁を乗り越え夢をつかみ取って欲しい。(3)相手を思いやることができ、優しい心を持ったたくましい人間になること挨拶・礼儀を徹底して基本的な生活習慣を備えること。他の異なる価値観を受け入れる広い心を養って欲しい。」と式辞を述べられました。

  

 来賓を代表して、PTA副会長の渡邉須美加様より新型コロナウイルスによる多くの制限が緩和され、本日多くの方が入学式に参加できるようになったことを大変うれしく思う。創立110年を超える伝統校で、創立当時から受け継がれている『至誠剛健』の校訓を胸に、地域のビジネスリーダーの育成を目指し、生徒一人ひとりが誇りと自覚を持ち、夢への実現に向けて日々の学習や課外活動に取り組んでいる。全商1級3種目以上取得する目標を達成し多くの生徒が倉商を巣立ち、全国の商業高校の中でも高い実績を残した。部活動を通じて心身を鍛え、挨拶や礼儀・マナーなど、求められている社会人基礎力を育てている。結果、個々の希望に応じた国公立大・難関私大の合格、求人数・内定者数ともに県内商業高校No.1の実績を誇っている。ぜひこの環境を生かして、皆さんの能力・才能を大きく開花させて欲しい。高校生活3年間は、楽しいこともあれば、思うようにいかないこともあるが、家族・先生・先輩等に頼って欲しい。一日一日を大切に、3年後に皆さんが誇らしく充実した気持ちで未来へ羽ばたけるよう、悔いのない高校生活を送って欲しい。」と祝辞を述べられました。

  

 新入生を代表して岸川和樹君から9年間の義務教育を終え、憧れの倉商生としての第一歩を踏み出した今、私たちは新たな生活に胸を膨らませている。これからの3年間のことを思うと、取り組みたいこと、楽しみたいことが沢山湧き上がり、学業や資格取得以外にも部活動や生徒会活動、ボランティア活動等にも積極的に精一杯取り組みたい。同時に仲間と協力し互いに高め合いたいと思っている。しかし、高校生活の中では、時には困難に直面し、悩み立ち止まってしまうことがあるかも知れない。その時にはその壁を乗り越え、より良い選択ができるよう、先生・先輩・保護者の皆様に相談したい。『至誠剛健』の校訓のもと、先輩方が築いてこられた伝統を受け継ぐとともに、倉商生としての責任と誇りを胸に、悔いのない有意義な高校生活を送ることを誓います。」と誓詞を述べました。

  
  

 恒例となった校歌斉唱では新入生と在校生が対面し、在校生が全員肩を組んで歌います。倉商校歌の迫力を新入生に伝承する恒例の行事となっています。ステージ上では学年団と担任の先生が紹介されました。体育館を退場の後、サクラの樹の下で撮影を予定し心配していましたが、昨日から降り続いていた雨がまるで奇跡が起こったかのように上がり、予定どおり撮影することができました。各教室ではクラス開きが行われ、緊張と不安の高まる一日ではありましたが、徐々に話のできる友だちに恵まれることと思います。新入生の皆さん、『倉商生になる』ことを目標に級友とともに徐々に頑張りましょう。