近日は大変暑い日が続いていますが、「梅雨明け宣言」が無いまま1学期終業式を迎えました。中国大会や全国大会等の上位大会が開催時期になり、これまで機会ある時に表彰伝達と壮行式を開催してきました。今回は1学期最後の機会となりましたが、大変暑い時の熱中症対策のため冷房を効かせて、各教室にてリモート配信で行うことになりました。
【表彰伝達】
(県大会)
<剣道部>
6/1-2 第71回全国高等学校剣道大会県予選会(笠岡総合体育館)
男子団体3位
女子団体3位
<男子バレーボール部>
6/30 第79回国民スポーツ大会SAGA2024 兼 第23回全日本ビーチバレーボール高校男子選手権大会岡山県予選(渋川海岸)
3位 大森智弥(3年), 吉川 悠(3年)
<陸上競技部>
6/28-30 第70回岡山県陸上競技選手権大会
女子4×100mリレー 3位 吉本佐和子(3年),枚田乃々葉(3年), 谷水菜々子(2年), 能海花菜(2年)
7/13-14 第78回国民スポーツ大会岡山県代表選手最終選考会
女子走高跳 1位 秋岡里緒(2年)
<個人参加>
6/9 第30回吉備国際大学高校生英語スピーチコンテスト(吉備国際大学)
吉備国際大学学長賞 久松鷲人(1年)
【壮行式】
<陸上競技部>
8/17-18 第78回中国陸上競技選手権大会(島根県出雲市)
女子4×100mリレー 吉本佐和子(3年),枚田乃々葉(3年), 谷水菜々子(2年), 能海花菜(2年)
女子200m 能海花菜(2年)
女子走高跳 秋岡里緒(2年)
女子走幅跳 三村寿心寧(2年)
女子棒高跳 田中俐帆(3年)
男子円盤投げ 川田春斗(2年)
校長先生からは「暑い中でもコンディションを整え、自己ベスト更新を目指して頑張ってきて欲しい。」と、生徒会長より「たいへん暑い中と思いますが、日頃の練習の成果を発揮して頑張ってきて欲しい。倉商生一同が応援しています。」と激励の言葉が述べられました。陸上競技部を代表して部長より「中国選手権では一人ひとりが強く早く1cmでも遠く・高く、大きな舞台でも自身の最大限のパフォーマンスができるよう頑張りたい。」と抱負が述べられました。
<1学期終業式>
校長先生から「1年生は夢と希望に胸を膨らませ、新たな決意で高校生活に臨んだと思う。一方で緊張や不安等も交錯したと思う。毎日の学校生活はもちろん、一日LHRや定期戦などを経て先輩達をぐいぐいと追いかけている様子が伺えた。2年生は部活動で3年生からバトンを託され、気合いが入っていると思う。学習面でも実力をつける大事な時期に突入しているはず。「中だるみ」なんて絶対に言わせない。最も充実した学年の意気込みで学校生活に臨んで欲しいと思う。3年生は後輩達に思いを託し部活動を引退し、いよいよ自らの進路に向けて本気モードになっていると思う。進路はちょっと背伸びをして決めるのがちょうどよい。「この辺でいいや」と安易に決めるのではなく、しっかりと勝負してほしい。また、倉商祭の準備も始まり、仲間とサイコーの思い出を残そう。
1学期最後につき2つの話をしたい。1つ目は『夢』について。倉商のスクールガイドの表紙には20年くらい前から『CHASE YOUR DREAM』のキャッチコピーが使われている。『夢を追いかける』という意味で、倉商生徒が抱く夢の力を信じ、夢を育む学校であることを前面に出している。これは皆さんの大先輩、星野仙一さんが本校に残している色紙で、『夢』を大切に色紙には好んで『夢』と書き残されている。星野さんの残された言葉の中に『夢を夢とするなかれ』、『夢は見るものではない。実現させるための目標である。そのために、何をすべきかを冷静に考えてできることはすぐに行動すること』、『夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ』などがある。こうした言葉には、自分自身が夢に向かって努力する姿勢が大切であり、夢や目標は自分から追いかけることでしか近づけないというメッセージが込められている。皆さんもこの夏休み、自分の夢に向かって一歩一歩進むために、何か新しいことに挑戦し、今まで以上に努力してほしい。更に星野さんは『努力する者に奇跡は起こる』とも言い残されている。努力は決して裏切らない。短い夏休みかも知れないが、毎日の積み重ねが大きな成果を生むことを忘れないで欲しい。
2つ目は『自分の言葉、発信する言葉を大切にしてほしい』ということ。理科の森安先生からこんな話をお聞きした。『言葉』と『食べ物』はよく似てるという話で、おいしく栄養のあるものを食べると、心や身体に元気が出てくる。『よく頑張ってるね』『すごいね』『また今度チャレンジしたらいいさ』とか言ってもらうと、次も元気や勇気が湧いてくる。反対に腐ったものを食べると、吐いたり、下痢したりと身体に入った悪いものを一生懸命に出そうとする。いやな言葉も同じで『うざい』とか『むかつく』とか、またその言われ方もきつかったりすると気分が落ち込んだり、おなかが痛くなったり、頭痛になることもある。しかし食べ物と言葉には一つ違いがある。食べ物は自分で選んで食べることができるが、言葉は、選ぶこともできず耳や目から勝手に入ってくる。だから言葉は大切で、言葉も毎日食べているもの。昔から言葉には『言霊(ことだま)』が宿ると言われている。あなたの優しい言葉が、落ち込んだ人を励まし、明日へのエネルギーを注ぐこともできる。逆に冷たい言葉や攻撃的な言葉で人を傷つけることもある。自分の発した言葉は無意識にコントロールされ、良くも悪くも大きな影響を与えることがある。SNSでのやり取りも含め、日頃から何気なく使っている言葉をチェックしよう。私は倉商という場所が、誰もが通いたくやるような居心地の良い場所であってほしいと願っている。」と式辞を述べられました。式辞のあと各クラスで校歌を斉唱し、生徒指導部・厚生保健部・検定係等から諸連絡を受け1学期を終了しました。次回登校日は8月1日、2学期始業式は8月29日です。家の手伝いなど日頃あまりできていない家族との絆も深め、心身共にリフレッシュして元気な姿で登校しましょう。