令和7年7月7日(月)、9日(水)、10日(木)の3日間にわたり、スクールエージェント株式会社より伊藤圭亮先生を講師にお招きし、1年生全員を対象とした「生成AIとデータサイエンスを活用した地域探究」の集中講座を実施しました。
本校は今年度、文部科学省より「DXハイスクール」の新規採択校として認定され、デジタル人材の育成に取り組んでいます。
▶ 文部科学省「DXハイスクール」について:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/mext_02975.html
その取り組みの一環として、今年度は「大講義室」をリニューアルいたしました。
「行けばできる!誰でもできる!」をコンセプトに、オンライン授業やハイブリッド型授業を誰でも簡単に実施できるよう、各種機材を導入しています。
教室後方からも見やすいように天吊りの大型モニターを2台設置し、可動式の天井カメラや複数のカメラ映像を最新の配信機材で切り替えられるようにすることで、臨場感のある授業が可能になりました。
今回の集中講座では、1年生が総合的な探究の時間に取り組んでいる「地域探究」の活動の一環として、生成AIを活用した課題設定に取り組みました。
生徒は「RESAS(地域経済分析システム)」などのツールも活用し、自らが関心を持った地域課題についてAIとの対話を通じてブレーンストーミングを行い、夏休みに向けた個人レポートのテーマ設定を進めました。
多くの生徒にとって生成AIは初めての体験であり、試行錯誤の連続でしたが、伊藤先生が用意してくださったさまざまなプロンプトを活用しながら、繰り返し対話を重ね、自分の考えを深めていきました。
夏休みには各自のテーマに基づいて探究活動を行い、2学期にはクラスごとにその成果を発表する予定です。
生成AIの利便性だけでなく、その危険性も正しく理解した上で、これからの社会で必要とされるデジタル人材としての資質を育んでいけるよう、今後も探究活動を継続してまいります。