久しぶりの登校で迎えた新学期。諸行事はリモート配信で各教室にて参加することになりました。

 最初の新任式では12名の先生方をお迎えして教頭先生からご紹介がありました。新任者を代表して石下校長先生から「創立110周年の記念すべき年に赴任できて大変うれしく思う。皆さんと共に至誠剛健を目指したい。」と赴任のご挨拶がありました。

 続いて始業式に移り「来週には新入生を迎え全校が揃い名実ともに新年度がスタートする。コロナ禍でこの2年間は日常に戻れず、学校や部活動の『本質』は何か考えたのではないか。大切な周りの方々を守るため、徹底した対策でこれからも対応して欲しい。高校生活3年間は長い人生の通過点に過ぎないが、大切なことを学ぶ場でもある。感染症による不安は拭えないが、そんな時だからこそ正しい情報を見定め今できることを着実にこなす事が大切。今日から新しい環境の中で目先の目的だけで無く、背伸びしてもう少し先の目標も見つめて欲しい。卒業時の進路決定はゴールでなく通過点である。その先に自分にとって必要なことを考え準備して欲しい。社会人として認められることは何なのか。この3年間で学ぶべき事をしっかり見つけて欲しい。本校のミッションの1つ『地域に信頼される学校作りの実現』をするためには、自分一人の幸せを追求するだけでなく、他人の幸せを願い他人の不幸を悲しむ人間でなければならない。我々が学ぶ『商業』は信頼がないと成り立たない。校訓の『至誠』とはこのことを意味している。110周年の色々な行事をとおして地域の人とふれあい、地域生活の息吹を感じ取って欲しい。その中で人を幸せにする仕組みやヒントがあるかも知れない。これこそが商業を学ぶ意味なのかも知れない。そのために必要な力を身に付けて欲しい。常に仲間を意識し仲間のために行動できることで『倉商が皆の居場所』となれるよう今年度をスタートして欲しい。」と式辞が述べられました。

 続いて表彰伝達として昨年度『多読賞』が次のように披露されました。

【表彰伝達】

 ☆多読賞
  安東志真,原 孝輔,板鼻優希,河田陽菜,木村宇陽(3年)
  稲田葉月,岩井香穗,髙巣さくら,大塚理久,仁科陽菜(2年)

 諸連絡では、進路指導部・教務部・生徒指導部・厚生保健部の順で「至誠剛健」の四文字のテーマで目指すべく目標が教示されました。

 ここまで旧担任が各教室に入っていましたが、新担任紹介がライブ配信で伝えられ、遠く離れた教室からは拍手や歓声が届き、楽しいクラス開きとなりました。

  台風の北上と接近に伴い気温が上昇しサクラの花もかなり散ってしまいましたが、新入生の入学式を心待ちにしています。入学式は新1年生と保護者の方々のみ出席で在校生は家庭学習日となります。Google Classroom「R04_リモート配信用」にて「YouTube 限定公開」のリンクが紹介されます。新入生の皆さんにより110周年の『新風』を是非巻き起こしてください。

 新入生保護者の方々の皆様、ご来校の際は駐車スペースが非常に狭いため、なるべく公共交通機関をご利用ください。先日お越しの際にご覧いただいた「中学生の方へ」の「入学予定者説明会」同様に自家用車による登下校の方法についてご協力ください


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