情報処理科2年「ソフトウェア活用」の授業では、生成AI(Google Gemini)による「ガイド付き学習」を取り入れた授業を行いました!
■ まずはミニゲームでゲーム理論を体験
授業の冒頭では、ペアで対戦するミニゲームを行い、ゲーム理論の代表例である「協力」か「裏切りか」という状況を体験しました。
相手の行動を読みながら選択を決めていく中で、協力すると双方に利益があるものの、裏切ると一方だけが得をする、といった構造を実感します。
実際に体験することで、「どうすれば得点が上がるのか?」「相手はどう行動するのか?」といったゲーム理論の本質に自然と触れることができました。
■ ガイド付き学習とは?
ミニゲームを通して興味を高めた後は、Google Geminiの「ガイド付き学習」を活用しながら「ゲーム理論」の内容を学習しました。
「ガイド付き学習」とは、生徒一人ひとりの理解度やペースに合わせて、AIがわからない内容をわかりやすくかみ砕いて説明してくれる学習モードです。
疑問に感じた点をその場で質問したり、追加の解説を求めたりすることができ、自分だけの“個別最適化された学習”が進められます。
■ 家庭学習もさらに充実
ガイド付き学習の扱いに慣れることで、授業外でもAIが“もう一人の先生”として、
・わからないところの説明
・用語の補足
・演習問題のヒント
などを、生徒のペースに合わせて提供してくれるようになります。
教室だけで学びが完結するのではなく、家庭でも深い学びを継続できる点が大きな魅力です。
■ AIを活用するときの注意
AIの回答が必ず正しいとは限りません。
だからこそ、生徒たちは AI の説明をそのまま信じるのではなく、教科書や資料で裏付けを取る「ファクトチェック」 を行いながら学習を進めます。
このプロセスを通して、情報を鵜呑みにしない姿勢や自分で調べて確かめる力、説明の正誤を判断する批判的思考力といった、これからの社会で欠かせないスキルを育むことができます。
今後も情報処理科では、AIを活用した新しい学習方法を積極的に取り入れ、「自ら学び、考え、判断できる力」を育てていきます。























































