2学期終業式に先だって、新生徒会認証式が行われました。これまで頑張った前生徒会長さんから「1年前、生徒の意見が反映される生徒会を目指しここに立った。全て思惑どおりの1年ではなかったかも知れないが、定期戦の二連覇や大いに盛り上がった倉商祭など、素晴らしい景色を見ることが出来た。目の前にいる皆さんのおかげだと思う。新生徒会の皆さんには倉商の伝統を守りつつ、新たな生徒会を築いて欲しい。」と離任の挨拶がありました。
校長先生からは、旧生徒会役員のみなさんに労いの言葉を掛け、新生徒会役員のみなさんには、「私人でなく公人として主体的に動き、全体的なバランスを保ち、色々な可能性を持った仲間、熱い視線を注ぐ卒業生、保護者や地域の方々と共に取り組んで欲しい。自分だけでなく皆が幸せになれるよう取り組んで欲しい。」とご助言がありました。新生徒会長さんからは、「先輩方が継いできた倉商の伝統や文化を守りながら、学校の発展や改善に貢献できるように頑張りたい。」と抱負が述べられました。
終業式で、校長先生からは「2学期終業式を迎え、これまでの目標の達成度を振り返る時期。成果を上げた人は自信を持ち、上手くいかなかった人は気持ちを新たに軌道修正するよう冬休みを充実させて欲しい。今日は「三方よし」という近江商人の教えについて紹介したい。彼らは『売り手よし、買い手よし、世間よし』を信条にし、利益だけでなく顧客や社会の幸福までを追求した。この精神は商業に限らず、日常生活や仕事にも応用でき、社会全体の幸福を目指す考え方となる。一方で、『今だけ、金だけ、自分だけ』といった利己的な風潮が目立つ現代において、『三方よし』の重要性は再認識されるべき。商業の学びには『三方よし』の精神が織り込まれている。モノやサービスを通じて人を幸せにする学問であることを意識し、学びを深めて未来に活かして欲しい。来年1月8日、みなさんが事故やケガ、病気をしないで元気に登校してくれることを楽しみにしている。」と式辞を述べられました。式辞後は、インフルエンザ注意報の発令を配慮して、校歌を黙唱して2学期終業式を閉じました。